Friday, October 3, 2008

20



死のうと思えば、いつだって死ねた。 

だから、生きててよかった。 

生き続けてよかった。 




わたし、20歳になりました。 




みなさんのおかげなんです。 

わたしはいつも「誰か」に会いたくて、生きています。 

それはひとだったり、夏の青空だったり、松本行きの高速バスだったり、いろいろです。 

自分のために死にたかった日はたくさんあったけど、 

誰かのために生きたいと思いました。思えるようになりました。 


小さいときは明日が見えなくて、お先真っ暗にしか見えなくて、 

学校がこわくて、朝が来るのがこわくて、 

毎晩のように泣いていたんですけど、 

家に帰ったら寝るっていうか、寝るために家に帰るくらいに 

高校あたりは毎日いろんなことが起きるようになって、 

日々ちゃんとひとと自分にぶつかって、 

居座る っていうのかな、やりぬく ことを初めてして、 

いつも自分の首をしめるみたいに逃げてきたから、 

部活を引退できたことも(退部じゃなくてね) 

早退とか欠課もなしで皆勤賞をもらったことも 

ほんとうにほんとうにうれしかった。 

それは、ちょっとだけ自信につながったんです。 


だけど、今でも何もない日とか、日曜の夕方とか 

こりゃいかん って瞬間がおそってくるから、 

忙しさで紛らわせちゃったり。 

そんなことしなくてもへっちゃらになれる日が 

来るのかどうかはわからないけど、 

とりあえずだいじょうぶ。 

長野にも東京にも 

会いたい が あるからだいじょうぶ。 

大学にはともだちがいて、尊敬できるせんせぃがいて、 

かわいがってくれる先輩とか、ほんとにかわいい後輩がいて、 

あ、自分の大学だけじゃなくって、東西にも仲間がいて、 

バイト先でしかめぐりあえない人もたくさんいて、 

東京でもらったしあわせをつたえたいひとが長野や京都にいて、 

それをまた東京の誰かにつたえたくて・・・、 

これってすごくうれしいこと。だからだいじょぶ。 
  

みなさん、ほんとうに、いつもいつもありがとうございます。 

伝えたくても、この文を読んでないひとはいっぱいいる。 

もう二度と会えないひとも、たぶんきっといる。 

それでも何かで表わしたい。 


明日会えても会えなくっても、 

ぜんぶわたしの支え なんです。 

すてきな20年をありがとう。 


そしてこれからも、どうぞよろしくおねがいします。